理事長所信(ご挨拶)

2018年度年理事長  萩原 康忠

           【2018年度氷見青年会議所スローガン】

            雲外蒼天
             ~未来を切り開く 英雄となろう~

 

           創立宣言文
           今、世界の五極時代に対し我が日本はその一翼に参ずる現在、20世紀後半に果たすべ
           き青年の今日の課題は新しく展くべき日本海時代そして列島改造の流れの中に、先人の
           築き上げた地域社会の歴史的文化と共に、清く美しく発展すべく、新しき氷見市の理想
           像を求め、青年経済人として自己修練と英知勇気を集結し、ここに氷見青年会議所を設
           立する。
                                       昭和47年10月28日

 

           【はじめに】
            氷見青年会議所は時代が移り変わると同時に生まれる様々な社会問題に立ち向かい、
           氷見を想う熱い気持ちを胸に抱き率先して行動し続け、今もこうしてここに立っていま
           す。1972年に産声を上げた氷見青年会議所は45年の歴史があり、現在も先人たち
           が築き上げてきた努力と共に永久不変の「利他の精神」が脈々と受け継がれ、理想とす
           る「明るい豊かな社会」に向けて進んでいます。例え困難な道なき道であろうとも、こ
           の長い歴史を刻んできた歩みを止めることなく、新たな一歩を踏み出し、道を切り開く
           ことが私たち氷見青年会議所の責務です。
            私自身、ただ漠然と外の景色に憧れを抱き始め氷見を離れて生活し、人生の中で多く
           の時間を県外で過ごしました。県外での生活を終え氷見に戻ることになり、しばらくし
           て氷見青年会議所へ入会の誘いを受けました。入会後青年会議所での時間を過ごす中、
           暮らしていたときには当然のように思っていた氷見の食、文化、伝統について見聞を広
           げることができ、先人たちがその資源を活かし今の氷見を創り、今も市民が故郷を愛す
           る心を持って守り続けていることに気づきました。しかし、現在氷見市は消滅可能性都
           市の一つとして挙げられ、国勢調査のデータでは人口推移の減少数が県内その他の市町
           村よりも大きくなっており、今までにない危機を迎えています。一生を過ごすこの地を
           先人たちが守り続けてきたように、私たちが勇ましき英雄となり先頭に立ち、混沌とし
           たこの世を変え、氷見の未来を見据え行動していかなくてはいけません。雲が天を覆う
           とも、いつかは澄んだ海越しの立山連峰が見えるように、私たちが進んだ先には蒼い空
           が待っています。

 

           【青年会議所メンバーであるならば】
            メンバーの減少と共に一人ひとりの役割が多くなり、これからの活動を行っていくに
           当たって、負担が大きくなる場面が出てきます。入会当初からJCに大切なことは、「
           やる気・本気・元気」だと教わってきました。氷見青年会議所のメンバーであるならば、
           地域に根ざした運動に気概を持って臨み、困難な時も笑顔で逆境をはね返し、ピンチを
           楽しむくらいの心構えでいましょう。私たちは志を同じくする青年が集まる団体で、メ
           ンバー同士どんなことも他人事と考えず助け合うことがこの会の魅力の一つであり、強
           い結束力が生まれると信じています。自他共栄という言葉があるとおり、苦労を共にし
           て楽しみながら青年会議所での時間を過ごし、人と人によってお互いを磨き共に成長し
           ていく姿を市民に示し、牽引していくことがこの会の醍醐味です。40歳までの限りあ
           る時間、この出会いを大切にし、メンバー一丸となり多くの試練を乗り越えながら青春
           を駆け抜けましょう。

 

           【会員拡大】
            青年会議所は人生最後の学び舎と言われ、メンバー相互の友情を深めながら自己研鑽
           を積み重ね、地域に貢献する人財を育成する場です。私たち氷見青年会議所メンバーの
           個性と個性を織り交ぜ共に成長した先には、知恵を兼ね備えた英雄となり世に影響を与
           える人間とならなくてはいけません。これからも氷見を想い継続的に行動していく同志
           を増やすためにも、会員拡大における活動は優先される事項だと考えます。
            日本全国の青年会議所においてメンバー数は減少傾向にあり、氷見青年会議所におい
           ても全盛期に比べ大きく減少し重要な問題となっています。多くのメンバーに会員拡大
           の重要性を認識してもらうことはもちろん、具体的な指針を定め行動し続ける必要があ
           ります。青年会議所の中にはメンバー数が少ないながらも工夫して運営するなど、長く
           青年会議所活動を行っていけるよう、時代に対応した環境整備を検討することも求めら
           れています。また私たち自身青年会議所の魅力を見つめ直し、存在価値の高さを改めて
           感じ、利他の精神をもって地域に根ざした運動を行っていることに誇りを持ち、会員拡
           大へ結び付けていきましょう。
            私たちが青年会議所によって高めた資質を世に示し、氷見の未来を切り開く多くのメ
           ンバーと共に理想とする氷見を目指す原動力となって行きましょう。

 

           【氷見の未来を考える】
            氷見市は海と山、自然から生み出される文化、産業など魅力に溢れ、暮らしやすさに
           結びついています。これらの魅力を継続的に発展させていくためにも、未来を担ってい
           く子供たちには、大人から観ること、聞くこと、体験することで世代を超えて氷見の魅
           力を教わり、新たな氷見を描けることが大切です。子供たちが故郷を誇りに思い愛着を
           感じ、氷見のために考えて行動できるような強い心をもった市民になってほしいと願っ
           ています。
            氷見に愛着を持つには、家庭・学校・地域の連携協力によって効果を高め、氷見市に
           ついて学び故郷を大切にする気持ちを育み、郷土愛を持つことが氷見のために行動して
           いくための源となります。子供の時から故郷に対して教育を行い、大人になったとして
           も失わずに心に留めることができるよう、記憶に残る機会を創出していきましょう。そ
           して、未来を切り開くには、考える力を養い、礼節や他を重んじる心を学び、地域の人
           と人とのつながりによって感謝の気持ちを知ることで、健全で温かい人間性を持ち、信
           頼される人とならなくてはいけません。これから輝かしい未来の姿を描いていくために
           も、長く世代を超えて氷見に愛着を感じ継続的に氷見の発展を目指し、多くの市民を牽
           引し、貢献できるような子供たちを育てていきましょう。
            氷見を誇りに想い、愛着をもった子供たちを育て、行動力と道徳心を兼ね備えた大人
           へと成長させ未来へ羽ばたけるようにしていきましょう。

 

           【自己成長の先に】
            氷見青年会議所は青年経済人の集まりであり、氷見市の経済の一翼を担っています。
           長引く不況の中においても、あきらめることなく一筋の光明を探し続け、私たちは氷見
           に大きく影響を与えることのできる人財へと成長しなくてはいけません。すべての青年
           会議所メンバーに与えられている成長の機会を活用し、率先して自己成長を繰り返し、
           地域を牽引する人間となる必要があります。
            青年会議所が学び舎と言われる所以は、「出会い」に集約されると確信しています。
           出会いは人物のみに特定されるものではなく、その人物の価値観を知ることによって起
           こる意識変革や単年度制のメリットである新たな役職を担うことで得られる責任感、世
           の中の様々な問題を解決に導く知識など、今まで自分の中に無かった物に出会うことで
           スキルアップに繋げます。そして磨き上げたスキルはリーダーシップを身に着ける要素
           となり、自分自身が定めた目標に向けて挑戦する礎を作り、人から信頼され牽引できる
           ような人間へ変化すると考えています。歴史上の偉人が多くの挑戦と失敗を繰り返して
           成功に至り勇気を与えてくれたように、私たちもまず行動に移し挑戦することが大切で
           す。
            成長する意識を忘れることなく進化した自分を求め、社会に貢献し地域に影響力のあ
           る氷見青年会議所メンバーとなっていきましょう。

 

           【組織力の進化】
            地域社会発展のため存在し続ける団体であるには、時代によって変化し、対応できる
           柔軟な組織でなくてはいけません。個人の集合体である組織は、メンバー数の減少やメ
           ンバー各々の環境の変化を考慮し、変えるべき部分と引き継いでいく部分を見定め、未
           来に向けて活動し易い団体へと進化する必要があります。
            青年会議所は全国に展開しており、それぞれの特徴を持ち地域に根ざした運動を行う
           団体です。県内だけで9つの青年会議所が存在し、皆地域に根ざした運動をしているメ
           ンバーであることから、情報交換できる環境を利用し、組織の運営や活動の幅を広げる
           ための有力な情報を得られるよう繋がりを深めることが大切です。そして、得られた知
           識を活かし、メンバーが円滑に活動できるように定款・諸規程の見直しや、委員会運営
           に至るまで自身の考えを持つことで今後の組織のあり方を見定めることが重要です。ま
           た氷見青年会議所において、一年間を通して組織の運動、活動を広く市民に発信し、一
           人でも多くの賛同者を増やすためにも効果的な広報活動を続ける仕組みを構築する必要
           があります。私たちの存在を広めるためにも、品格ある青年として日頃の生活や行動に
           表し、市民から信頼の得られる組織となっていきましょう。

 

           【結びに】
            世のため、人のために生きていくことは、誰もが持って欲しい心掛けです。ただ、そ
           の言葉が独り歩きして、きれい事の様にしたくはないと思っています。世のため、人の
           ために行動することはもちろん、必ず自分自身の成長と共に実りある成果を出していか
           なくてはいけません。世に影響を与える強い組織は、個人が自己成長を繰り返しその能
           力を何倍にも増大し、それぞれの役割を果たしてこそ力を発揮できます。様々な問題を
           抱える社会環境の雲の中、英雄がいるとすれば困難を乗り越えるため修練し続け、未来
           を見据え陰徳を積み重ね、世のため人のために行動できる私たち氷見青年会議所メンバ
           ーではないでしょうか。英雄が努力と修練の先にある栄光を掴み取り大声援に包まれる
           姿を見て、少年が夢と希望を抱くように、挑戦する姿を世に示し、私たちの行動が共感
           を呼び、皆が憧れの眼差しを向ける様、新しい世代へ背中を見せていかなくてはいけま
           せん。「明るい豊かな社会」という蒼い空を目指し、未来を切り開いていきましょう。

 

           基本方針
            ・全会員で取り組む会員拡大
            ・地域の未来を担う青少年の育成
            ・会員一人ひとりの自己啓発
            ・組織の円滑な運営